EMPIRICAL LABS(インペリカルラボ)「EL7-X FATSO コンプレッサー/テープエミュレーター」
EMPIRICAL LABS(インペリカルラボ) EL7-X FATSO コンプレッサー/テープエミュレーター(コンプレッサー)
サウンドハウスで価格を確認! |
特徴
本物のアナログ回路を複雑なルーティングでデジタル制御することで様々なアナログデバイスのトーンをサウンドにプラスできるオプティマイザー/コンプレッサー。本物のアナログ回路から導きだされる音楽的な響きと質感をトラックに加えることができます。
EMPIRICAL LABS(インペリカルラボ)
1988年、EVENTIDE H3000の開発を手掛けたエンジニアであるデイブ・デアにより立ち上げられたアウトボード・メーカー。EMPIRICAL LABS1996年にリリースされたDistressorは、UREI1176に並ぶ往年の名機と言えるコンプレッサーとして知られています。現在ではステレオ仕様、テープシミュレーション、マイクプリとラインナップを広げ、世界中のエンジニアに親しまれています。
詳細スペック
Full Analog Tape Simulator & Opimiser■本物のアナログ倍音を制御、様々なビンテージコンプのサウンドまで再現。 FATSOは本物のアナログ回路を複雑なルーティングでデジタル制御することで、様々なアナログデバイスの温かみをサウンドに付加できるオプティマイザー&コンプレッサー。プラグインなどには無い本物のアナログ回路から導きだされるサウンドが音楽的な響きと質感を加えてくれます。 FATSOでは複雑なプロセッシングを組合わせ、トランス回路、真空管、テープコンプ、テープサーチュレーション、アナログレコードなど考えうる全てのアナログデバイスの音色を再現します。さらにNEVEやAPI、UREI、Fairchildなどのビンテージ機器の滑らかな音色をも再現する事ができます。 またDISTRESSORタイプのプログラム・ニー・コンプレッサー回路を搭載しています。
■アップグレードされたEL7x ・新しいコンプレッサーのプリセットポジション "Eleven" を搭載 ・新しい2色刷りのフロントパネル・デザイン ・新しいロジック・サーキット、冷却オペレート ・セパレートになったトラッキングLED ・ノイズフロアーの更なる改善 以前のFATSO Jrでは「GP」というコンプレッサー・プリセットでしたが、このポジションが "Eleven"プリセットになりました。 "Eleven"ポジションは UREI 1176LNの20:1レシオ、遅いアタックタイム、速いリリースタイムを完全にエミュレートしたプリセットです。数え切れないほどのヒットレコードで聴かれる定番のセッティングです。ダイナミクスをキープしながらもアナログ感にあふれた強いリミッティングを実行でき、ミックスの中で存在感のあるトラックを作り出す事ができます。ボーカルはもちろん、ベース、アコギ、ドラムのルームマイク、ピアノなどに素晴らしい結果をもたらします。 UREI 1176の個性的なキャラクターは現代を代表する機器デザイナーであるDave Derrによって何カ月にもわたって細かなパーツの調整とリスニングが繰り返され、最終的には最先端のデジタルオシロスコープとDerr氏の耳によってUREI 1176コンプレッサーの最高のサウンドが再現されました。 もちろんFATSOに搭載されたコンプレッサーのプリセットは "Eleven"だけではなく、その組みわせであらゆるコンプレッサーのサウンドを再現し、名機と呼ばれるセッティングをも再現できます。
■4つのクリエイティブなプロセッシング ・様々なアナログ・サウンドの質感を自由自在にアドオン ハーモニクス(倍音)ジェネレーターはトランスや真空管などを使用したサウンドの要素である 2次/3次の倍音成分(ハーモニクス/歪み)をセッティングにより0.06%~20%の間でソースにアドオンする事が可能です。この倍音成分は少量を加えることで素晴らしく音楽的な響きに、過剰に加える事でフリークアウトした過激な歪みを加えることも出来ます。0VU LED(1%)とPinned(5%)LEDでハーモニクスのアドオン量を視覚的に確認できます。どの位のアマウントでサウンドに温かみをプラスしているかが即判断できます。 ・コントロール可能なアナログテープ・サーチュレーション FATSOはアナログテープに代表される、あのテープサーチュレーションの質感をWarmthコントロールノブで自在に調整できます。本物のアナログテープの独特な質感をヒスノイズに悩ませられることなく自在にサウンドにアドオンします。このコントロールによりアナログ磁気テープの飽和により発生する、高周波帯域が柔らかみを持つ独特な現象をシミュレートできます。一般にテープコンプと呼ばれるサウンドでもあります。Warmthの量感は本体上部のWarmthメーターで視覚的に確認できます。 ・スイッチング可能なトランスフォーマー回路 ビンテージNEVEなどのインプット/アウトプット・トランスによる中域へのエッジ感や低域へのリッチなハーモニクス成分をシミュレートできます。深みのある独特なトランスサウンドはピークレベルを変更する事なく、ソースを1段階ラウドでディープにしたような質感をアドオンできます。 ・トータル 7タイプのコンプレッサー/リミッターモード 4スタイルのコンプ/リミッターを組合わせて名機Distressorスタイルの幅広い"Soft Knee Compression"サウンドを得られます。レベルのばらつき感を抑え、太く締まった音質が簡単に得られます。もちろんヴィンテージ名機のシミュレーションも完璧な質感で再現することが可能です。 基本4スタイル、組合わせによって7種類のスタイルが用意されています。 1,BUSS:2:1RATIOのソフトニー・タイプ。遅めのアタックと速いリリース設定。DBX160タイプ。 2,G.P.:中くらいのアタックに遅めのリリース。LA2AやMEEK、ADLなどのオプトカプラー(光)タイプ の自然なコンプレッションが特徴。 3,Tracking Comp:1+2のBUSS+G.P.を両方選択するとUrei 1176タイプの往年のサウンドとなる。ボーカルや楽器のかけ録り?4つ押しっぽいアグレッシブサウンドまで広く利用できる。 4,Spank:70年代のSSLのトークバック・リミッターのハイレシオ感をシミュレートしている。このSPANKボタンは他の3つのスタイルと組合わせが可能であり、組合わせると特にアグレッシブなリミッティング・サウンドを叩き出します。リリースカーブは最初は速く、次に遅くなる独特なカーブとなりFATSOのコンプレッサーサウンドの代名詞ともなっています。このリミッターモードはダイナミックレンジをスマッシュします。素晴らしくラディカルな音質を持ち、またデジタルレコーダーへのクリッピング防止などにも最適です。 マスタリングからミックス、トラッキングなどあらゆるシチュエーションにおいてFATSOのリッチでスイートなアナログの質感を使用できます。また色付けの少ないトランスレスのヘッドアンプなどでデジタル録音した音をミックス時に、真空管風に変化させてみたり、TrannyコントロールでNEVE風にしてみたり、まるで良質な2インチアナログテープに録音したかのように聞かせたり、思いっきりローファイな歪みサウンドを演出したりと使い方は無限大です。本物のアナログサウンドをコンビニエンスに簡単に自由自在にコントロールできるモデルです。
■その他 ・EQなどをインサートして更に音作りの幅を拡大可能なSide Chain 端子を各chに装備 ・厳選されハンドセレクトされたコンポーネンツ ・マスタリング時などでセッティングが細かく記録できる細かな目盛の大型ノブを採用 ・トゥルーバイパス回路 ・ダイレクト・カップリング・アウトプット