RME(アールエムイー)「AVB Tool」
RME(アールエムイー) AVB Tool(デジタルインターフェイス)
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特徴
「MADI」と「AVB」を統合したハーフラック・サイズのスタジオ品質MADI - AVBコンバーター。
RME(アールエムイー)
ドイツのオーディオインターフェイス製品のメーカー。DSPチップレベルで開発する技術力は定評があり、音楽制作現場はもちろん、インターネット配信動画の制作現場でも数多く使用されている。全製品には、高いクロック精度で驚異的な低ジッターを実現する独自のクロック技術「Steady Clock?」が搭載されている。この技術こそが、RMEの哲学である「色づけしない透明なサウンド」を実現している。
詳細スペック
■製品概要 AVB Toolは、4系統の高精度なマイク・プリアンプ、楽器 / ライン・レベル入力、ヘッドフォンおよびライン・レベル出力といった妥協のないハイエンド・スタジオ品質のI/Oソリューションを搭載し、「MADI」および次世代の本命ネットワーク・オーディオ「AVB」を統合したハーフラック・サイズのMADI - AVBコンバーターです。 完全リモート制御可能なMADI/AVBシステムの入出力デバイスはもちろんのこと、MADIシステムとAVBシステムを中継するマトリックス・ルーター搭載コンバーターとして、またスタジオの各ブースやホール / 施設などの各部屋に設置して、コンパクトで高品位なI/Oボックスとして活用できます。 あらゆるデバイスの機能を一つにまとめ上げ、その全てをコンパクト・サイズに収めたAVB Toolは、迅速な設定や制御を行うために最適化されたユーザー・インターフェイスや便利なリモート・コントロール機能など、開封してすぐに使用できるシンプルな操作性を実現し、最大限の汎用性/ 接続性を具現化した高度なデザインによって、様々なクリティカルな場面でかつてない威力を発揮する万能ツールとして活躍します。
■活用例 MADI - AVBコンバーター MADIおよびAVBに高品位なマイク/楽器/ライン入力、およびモニター出力を追加するAD/DAコンバーター AVBネットワーク上のゾーンに配置するマルチI/Oボックス アナログ、MADI、AVBマトリックス・ルーター
■入出力 ・XLR/TRS (マイク/楽器/ライン)x 4 ・ヘッドフォン出力 x 1 ・ライン出力 x 2 ・ワード・クロック入出力 x 1 ・MADIコアキシャル入出力 x 1 ・MADI オプティカル SFP x 1(オプションで利用可能:シングルモード or マルチモード) ・ギガビット・イーサーネット(802.3互換)x 1 ・USB(ファームウェア更新・リモート・コントロール用) ・電力はロック・コネクター付きの外部電源アダプターによって供給され、さらに盗難に対するセキュリティ対策としてKスロット・ロックを備えます。
■ハイグレードなアナログ入出力 AVB Toolは、コントロール・ルーム、レコーディング・スタジオ、ステージで最も必要とされるアナログ信号を扱うことのできる、理想的なアナログ・コンバーターです。4つのXLR / TRSコンボ入力は、75 dB のゲインを1 dBステップでリモート制御可能で、+18 dBuの入力ライン・レベル感度を備え、全チャンネルでハイ・インピーダンスの切り替えが可能。さらにステレオ・ヘッドフォン出力と、基準レベルを+4 / +19 dBuでり替え可能な2つのアナログ・ライン・レベル出力を備えます。 AVB ToolはRME 12Micの最初の4チャンネルと同じ入力ステージを搭載します。FirefaceUFX IIおよびUFX+のコンポーネントと新しいADコンバーターが統合され、切り替え可能なハイ・インピーダンス、TRSのバランス・ライン・レベルの入力に対応。さらにリア・パネルにはバランス・ライン・レベル出力を2系統モニタリング用に備えます。
■AVBが標準規格へ変貌するRMEのテクノロジー RME AVBコアは、AM824(レガシーAVB)または高性能AAF(MILAN 互換)フォーマットで8ストリームが利用可能で、ストリームごとにサイズとフォーマットの設定を行えます。すべてのストリームで合計128までのオーディオ・チャンネルをAVBで送受信可能です。 現在多くのメーカーでAVB対応製品が発売されていますが、場合によっては独自のフォーマット/ストリームサイズが固定で設定されているため、他のメーカーのAVB機器と接続できない場合がありますが、AVB Toolを介すとこで全ての機器間での通信が可能になります。
■より柔軟性なMADIオプティカル端子 MADI SFPモジュール 本体に搭載されるMADIコアキシャルと、MADI SFPモジュール・オプションで追加可能なオプティカルMADI入出力は、それぞれ独立またはリダンダント操作が可能です。セカンダリーMADI端子はMADIコアキシャル入力と同じ信号でミラーリングされます。リダンダントが不要な場合、オプティカルMADIモジュールは独立したフルバンド幅の最大64チャンネルMADI入出力として使用できます。
■迅速な操作性 フロント・パネルのエンコーダーとボタンからデバイスの状態を直接コントロールでき、すべての機能に直感的にアクセスできます。RMEのAVBデバイスは、あらゆるネットワーク・リンク(Wi-Fiを含む)を介したWebインターフェイスを利用して、完全にリモート制御することができるため、ゲイン・グループの作成、ファンタム電源切替、ヘッドフォン出力への信号のルーティングなどの操作を迅速に行えます。統合されたルーティング・マトリックスにより、全てのアナログ入力とすべてのデジタル信号やAVBストリームを、ヘッドフォン出力に直接ルーティング可能。これにより、オーディオ信号やクロッキング、接続などを分かり易く確認しながら、トラブル・シューティングを迅速に行えます。
■SteadyClock FS - リファレンス・クラスのデジタル・クロッキング デジタル・オーディオでは、オーディオ・ビットとリファレンスとなる時間軸の間に相関関係を要するため、クロック周波数は重要な要素です。しかしながら、クロック周波数は常に安定しているとは限りません。AVB Toolは、SteadyClock FSによって完全なパフォーマンスを提供し、ジッター値をフェムト秒(1000兆分の1秒)単位の精度で抑制させることにより、最低レベルのクロック・ジッターと最高のジッター耐性を実現します。 全てのクロック・モードにおいて卓越したパフォーマンスで動作し、高品質なアナログ・コンバージョンにより、一切色付けの無い「ありのまま」の音をモニタリングすることが可能です。RME製品のデジタル・コンバージョンは、一切のデータ損失や音質劣化なく行われ、またSteadyClock FSは音像が劣化しないことを保証します。より深い奥行きと、クリアな音像により、録音とミックス作業を正しく精密に行うことができます。