「Phoenix SB」
Phoenix SB(コンプレッサー)
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詳細スペック
■ステレオコンプレッサー 「Phoenix SB」はPhoenixコンプレッサーの現行の標準モデルです。搭載される回路はオリジナルの「Phoenix」の回路を踏襲しつつ、「Phoenix SC」モデルに搭載のサイドチェイン・フィルターが組み込まれたほか、「HT」スタンバイ・スイッチも新たに加えられています。 「HT」スタンバイ・スイッチは搭載される真空管とコンデンサーの寿命を延ばすことを目的とした低電源スタンバイ・モードを有効にするスイッチです。スイッチがオンにされるか、「Phoenix SB」がしばらく使われなかった場合にスタンバイ・モードが有効になります。スイッチをオフにすると「Phoenix SB」は即座に通常の状態に復帰します。 フロント・パネルのメーターはゼロ・コントロールによる簡単なメータリングを実現します。「Phoenix SB」がスタンバイ状態から復帰しコンプレッションをかけていない場合は2つのメーターがいずれも「0」を指す必要があります。この機能によって故障を避けることができます。 サイドチェイン・フィルターは低音をカットした入力信号に対してコンプレッションを適応することができる機能です。 150Hzまたは300Hz以下の帯域をカットします。ステレオ・リンクがオンの場合は各チャンネルの周波数設定の平均値がカット・オフ周波数として両チャンネルに適用されます。ステレオ・リンクがオンの場合は5つのカット・オフ周波数から選択することが可能です。 「Phoenix」はスムーズなソフト・ニー・コンプレッション特性と素晴らしいサウンドで知られています。入力信号を劣化させずにダイナミック・レンジの繊細なコントロールが可能です。また信号を激しくドライブさせることで倍音歪みを加えたりレシオの大きいコンプレッションを行うこともできます。「Phoenix」はミックスや各楽器に命を吹き込むことができるコンプレッサーです。またウォームでナチュラルな質感を加えながらボーカルを整えることもできます。 また変わった使い方として、スタンバイ・モードの状態で信号を入力することでアナログ・テープのオーバーロードにも似た均整のとれたディストーション効果を得ることも可能です。スタンバイ・モード時に設定されるきつめのコンプレッション・カーブがこの効果を生み出しています。
■主な特徴 ・真空管の信号経路とサイドチェインは全てイギリスで手作業で配線 ・「ソフト・ニー」コンプレッションによる繊細なコントロールから「ハード・ニー」による エフェクティブなコンプレッションまで幅広い音作りが可能 ・アタック、リリース、スレッショルドの値は非段階式つまみによる細かい設定が可能 ・ステレオ・リンク機能によるミックス・バス・コンプレッションが可能 ・サイド・チェイン・フィルターを搭載し低音以外の帯域にコンプレッションをかけることが可能 ・帯域全体を通してフラットな周波数レスポンスを実現 ・非常に小さい位相ずれと倍音歪み(きつめのコンプレッションは除く) ・プッシュ・プル設計により高い出力レベルとウォームなサウンドを実現 ・出力トリムは微調整可能で低いレベルでの使用も可能 ・バランス入出力およびカスタム仕様「Souwter」トランスを搭載 ・バイパス・スイッチを各チャンネルに搭載 ・真空管の寿命を延ばすスタンバイ・スイッチを搭載 ・スタンバイ・スイッチをオンにすることでディストーション効果を加えることが可能 ・115V仕様
■仕様 Max. o/p level (MOL) +19dB into 600Ω +24dB into 10kΩ Max gain:30dB THD (at no compression):better than 0.06% @ 100Hz&1kHz Noise, IEC weighted:better than 100dB below MOL Input impedance:15kΩ Frequency response:1dB variation over range of 12Hz to 56kHz Attack time:0.004s to 0.12s Release time:0.04s to 2.4s Output impedance:600Ω Input/Compression:PCC85 (equiv. 9AQ8) Output:ECC81 (equiv. 12AT7, CV4024) Side chain detector:EB91 (equiv. 6AL5, CV4025) 電源:115V